
先日、早良警察署署長室にて、防犯に関する懇談会に参加してまいりました。
参加されたのは、早良警察署の方々、防犯協会、更生保護女性会、更生保護施設、そして保護司会の皆さま。日頃から地域の安全・安心を守るために活動されている皆さまと直接意見交換ができたことは、とても貴重な経験でした。
今回の懇談会では、現在増加傾向にある犯罪手口──たとえば「闇バイト」「ロマンス詐欺」「投資詐欺」「ニセ電話詐欺」など──に対して、地域としてどのように備えるべきかが大きなテーマとなりました。
私はその場で、「災害には避難訓練があるように、犯罪にも“日頃からの訓練”が必要ではないか」と提案させていただきました。
詐欺被害は、知識と心構えがあれば防げることも多いもの。事例を知り、身近な人と話し合い、いざという時に判断できる力を養うことこそ、地域の防犯力向上につながると考えています。
また、懇談会の中で教えていただいたのが、福岡県の防犯アプリ「ミマモッチ」です。
不審者情報や子どもの見守り、防犯マップの閲覧、地域の犯罪発生情報の確認など、多機能ながら誰でも簡単に使える便利なアプリです。私もその場で登録し、早速活用しています。

このアプリをもっと多くの県民に知ってもらうべきだと思い、福岡県による広報活動の強化を提案させていただきました。また、各地域の自治協の防災担当者を通じて「自治協だより」などに掲載を依頼することで、アプリの存在をより広く周知することができるのではないかという意見も共有しました。
防犯は、行政や警察だけに任せるものではありません。地域に住む私たち一人ひとりが、日常の中で少しずつ意識を高め、声をかけ合い、情報を共有することでこそ、本当の安全が築かれていくのだと、あらためて感じました。
「ミマモッチ」のようなツールは、まさにその一歩を後押ししてくれる存在です。
スマートフォン一つで、地域の防犯情報をリアルタイムに得られるこのアプリは、特にお子さんや高齢者を持つご家庭にとっても心強い味方になるはずです。
どうか皆さんも、こうした便利なツールを取り入れて、身近なところから防犯意識を高めてみてください。
そして、ご近所の方とも「最近こんなことがあったらしいよ」と話し合える環境をつくることが、何よりの防犯対策になるのではないでしょうか。
地域の安全は、地域のつながりから。
これからも皆さまと一緒に、安心して暮らせる街づくりに取り組んでまいります。

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