政策立案者とか、テレビのコメンテーターさんに、声が届いて欲しいと思うので、あえて書きます。
不景気には、供給が減ってモノの価格が高騰し不況になるオイルショック型と、需要が減って不況になるリーマンショック型の2種類がある。その克服策は別物というより真逆で、リーマンショック型なら需要を創出するためにどんどん消費喚起策をやればいいということになる。オイルショック型なら供給を整えるか、需要を減らす策をやることになる。
で、今回は、サプライチェーンが痛んでて、いまは通常供給もできない状況で、自粛で需要もない。仮にここで需要喚起策だけをやるとどうなるのか。一部のモノの価格は高騰し、さらに不況になる。というよりインフレとデフレが同時にやってきて、スタグフレーションが起こる。だから、政策期限切れでもっと不況になる。政策を考えるときには、バランス感覚が必要だと思うけど、今やっている議論は需要喚起策ばかり。需要先取り策も、その後に需給バランスが崩壊するのは、過去のエコポイント制度のように歴史に学ぶことができる。
何をすべきかというと、需要は自粛の反動で盛り上がるから、そこに供給ができるように設備投資への減税や優遇をすることがまずは先じゃないだろうかと思うのです。
今やっている議論、ここを分けて考える必要があると思います。大丈夫かな?
そういえば、マスクの供給が整ってきたね!
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